建築の仕事をしていると、平米(㎡)から坪に変換したり、
6帖の部屋を平米(㎡)になおしたり、しょっちゅう変換します。
自分は計算式をなかなか覚えれないので、計算チートのようなものを
作って机のそばに張り付けています。
皆さんの参考になるかもしれない、と思い、公開します。

どんなときに使うの?
cadで平面図を書いているとき、部屋の面積を出します。
そしてこの部屋は、「◎◎帖」と記載するときに、上の図を見ながら計算します。
洋室の面積が 9.9174㎡ の場合、
9.9174㎡ ÷ 1.65 = 6.010545454545455 = 6帖
となります。
畳と帖
じつはこれ、どちらも同じです。
昔は畳が多かったことから、部屋の広さを表現するのに「畳」を使っていました。
最近は洋室が多く、畳が使われなくなったことから「帖」と表現しているだけです。
全く関係ないですが、「帖」は屏風、幕、海苔(のり)を数えるときにも使う単位です。
海苔は10枚で1帖だとか。
坪の使い方
部屋の広さを表すときは、6帖、8帖といいますが、これをあえて1坪、2坪とはいいません。
坪は家全体の、大きさ、土地の大きさを表すときに使います。
165㎡の家は、約50坪です。
165㎡ × 0.3025 = 50坪
逆に、50坪が分かっていれば、
50坪 ÷ 0.3025 = 165.2892561983471 = 165㎡
となります。
1坪3.3㎡と暗記したほうが簡単な坪単位
部屋の大きさではなく、家全体、土地全体の大きさを数えるときは、
上の計算よりも、1坪3.3㎡で考えた方が簡単です。
165㎡ ÷ 3.3㎡ = 50坪
50坪 × 3.3㎡ = 165㎡
こんな感じで。
上のイラストは、平米数から部屋の広さ(◎◎帖)を出したいときに使うのが便利です。